例えば、28歳OL、S子の「普通の食生活」。みなさんは、どう思うだろうか。朝‥パンとコーヒー 昼‥コンビニのお惣菜(野菜)、おにぎり、野菜ジュース 夜‥パスタとスープ、サラダ これを普通と思うようでは困るのである。三度の食事が三度ともバランスが悪い。当然ビタミンも全然足りない。野菜を食べても、コンビニのお惣菜のように作ってから時間がたっているものでは、ビタミンはあまり期待できない。野菜ジュースも、ないよりはいいが、ジューサーにかけるだけでビタミンは減ってしまう。パスタのような麺類は、炭水化物ばかりでどうしてもバランスは悪い。女性にはこのように炭水化物に偏った食事をしている人が非常に多い。サラダも、淡色野菜ばかりでもともとビタミンが少ない上、外食だったりすると、切ってから長時間おいてあることがあり、さらにビタミン破壊は進む(天然ビタミンは、空気に触れると壊れるという、超デリケートな食材なのである)。また、S子の食事では、たんぱく質も足りないからお肌を生み出すもともない(おそらく「肉は太る」という間違った幻想にとりつかれているのだろう)。豆も海草も根菜もないから、繊維もミネラルも鉄分もない。ないないづくしである。でもこの程度を「普通」と思っている人が多い。多分、「まわりの人の中では普通」という意味なのだろう。でも、そう言ってしまえば、女性がタバコを吸うことだって、今は「普通」である。「普通」であればよいのではない。科学的に「正しい」ことが必要なのである。「肉は太る」というのは明らかに間違いである。「肉を食べると肉がつく」という単純な発想なのだろうが、肉自体は意外に脂肪には変わりにくい。血糖値が高くなると、脂肪がつくので(129頁参昭)、血糖値を上げるもの、すなわち炭水化物が一番太りやすい。ご飯、パン、麺類(パスタも含めて)などが、医学的には最も太りやすいものと言える(中でも糖分の多いものが一番太る)。肉は、消化吸収に時間がかかり、血糖値を急激に上げないので、実は太りにくい食べ物である。また、「肌に悪いし太るから、お肉とかの脂っこいものは食べないんです」と言う人がよくいるが、肉が脂っこいというわけではない。パスタだって脂っこいし、菓子パンやサンドイッチなども非常に脂が多い。野菜だって脂を使って調理すれば脂っこいから、ポテトサラダなどは非常に脂っこい。肉に関していうと、豚バラ肉や霜降り和牛などたしかに脂っこい肉もあるが、もも肉などは概して脂っこくない。肉(魚でもよいが)はある程度とらないと、タンパク質(アミノ酸)が不足するので肌によくない。もしダイエットしたいのであれば、肉ではなく炭水化物を避けるべきである。炭水化物は体内ですべて糖に変わり、あまった分は脂肪に変わるので、ダイエットの敵である。また、炭水化物を減らしても、栄養的には問題ないので肌に悪影響はない。にもかかわらず、炭水化物を愛する女性が不思議と多い。もうひとつ、女性が肉を嫌う理由としておそらく、肉を食べるとなんだか肉食獣みたいで嫌だというのがあるのだろう。たしかに「肉うどん」を頼むよりは「サラダうどん」の方が言いやすい。しかし、小うさぎやリスのような草食動物をよそおいたい気持ちはわかるが、人間は雑食なのだからしかたない。自然の摂理にのっとって、何でも食べた方が美しくいられるのは間違いない。
(オススメ)
広がる脂肪吸引市場