東大入試はほかの多くの大学の法学部と違って入試科目に数学があるから、論理的な考え方もある程度は身につけてきていると言える。それらの受験体験、受験勉強が、司法試験という最難関の資格試験の勉強に役立っているのだ。東大の授業自体には、司法試験に合格させるほどの効果はあまりないが、東大を目指して受験勉強をした経験と、そこで身につけた基本的な国語力、数学力、記憶力などがその後に十分に生きるのだ。私自身、医師国家試験を受けたときにも、臨床心理士試験を受けたときにも、受験のときに身につけた勉強法のノウハウが大いに役に立った。受験勉強には、大学に合格するという意味だけではなく、付加的な意味もあるということを覚えておいてほしい。